青山繁晴 インサイトコラム 2015年9月9日(水)の音声です。
独立総合研究所社長の青山繁晴氏が、
気になるニュースについて解説しています。
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今回は、シリアからEUへ向かっている大量の難民問題についてです。
情緒的感情的な報道に流されないで欲しいと訴えています。
英国は移民の受け入れをあまり歓迎していないが、
ドイツのメルケル首相は、大歓迎の意思を明らかにしました。
しかし、これに対して青山氏は、
メルケル首相が良い子ぶりっこをしているだけだと指摘しています。
ドイツが難民を大歓迎だというと難民がEUへ押し寄せてきて
最終的に4千万人も押し寄せてきたら仕事の奪い合いになってしまい、
EUだけでは受け入れきれず、
最終的にはテロリストを含めて米国や日本へ向かってくると解説しています。
日本の報道は感情に流されるので難民を受け入れない日本は悪だと
宣伝されるかもしれないと、
それに流されると大変なことになって仕舞うと訴えています。
青山繁晴氏は、日本は、難民を受け入れるよりも
難民が発生しない&帰れるような環境作りに貢献するべきだと主張しています。
■コラム内容
・ドイツ、「年50万人の難民受け入れ可能」
【AFP=時事】ドイツのジグマル・ガブリエル(Sigmar Gabriel)副首相は7日、欧州の移民危機の対応策として、同国が今後数年間にわたり年間50万人の難民を受け入れることができるとの見解を示した。
ガブリエル副首相は、ドイツは他のEU諸国と比較して「極めて不釣り合いな」移民受け入れ数の割り当てを容認し続けると述べ、その理由を「わが国は強い経済力を誇る国だから」だとしている。
一方で同副首相は、EUがオーストリアやスウェーデン、ドイツといった一握りの国だけに依存し続けているのは容認できないと述べ、「だからこそ、私は絶対に欧州の政策を変える必要があると思っている」と指摘した。
【AFP=時事 記事より引用】
・オバマ大統領、シリア難民受け入れに尻込み
歴史家がバラク・オバマ大統領の実績を評価するとき、シリアという言葉はマイナス要素になるはずだ。オバマ氏がバッシャール・アル・アサド大統領の政権退陣を求めてから4年たつ。オバマ氏はその実現に向けてほとんど何もしなかった。そして、やろうとしたわずかなことは、アサド氏の支配力を強めたといえる。
20万人以上が命を落とし、400万人が難民と化した後、米国の対応を他の西側民主主義国の対応と区別するのは難しい。ドイツとスウェーデンを顕著な例外として、西側諸国はシリアから逃げ出す群衆への支援を拒んだ。
オバマ氏は用心すべきだ。シリアは、立派な外交的レガシー(遺産)の脚注などではない。これは過ちの告発である。
【Financial Times記事より引用】
・シリア難民急増「日本も協力を」 国連、受け入れ訴え
20日の「世界難民の日」を前に、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は18日、世界の難民や国内避難民が1年で830万人増え、2014年末に過去最多の5950万人になったと発表した。
特に深刻なのが、400万人近くに急増したシリア難民だ。国連は各国に受け入れを要請しており、ドイツのように約2万人を受け入れた国もある。
日本が、これまでに難民として認定したシリア人は3人のみ。UNHCR駐日事務所のマイケル・リンデンバウアー代表は「日本を含む各国に受け入れを求めており、連帯をお願いしたい。シリア難民はかつてない規模で増え、周辺国だけではまかないきれない」と、日本に協力を訴える。
【朝日新聞記事より引用】
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